「楽天ビューティって何?」
「ホットペッパーと何が違うの?」
そんな疑問をお持ちの方のために、今回はこの楽天ビューティについてお話ししていきます。
同じ掲載サイトですが楽天ビューティとホットペッパービューティーには大きな違いがあります。
この記事の内容
美容室を探すときに使う媒体は、「美容ポータルサイト」が68.8%で1位
これは、「ヘアログ」( https://hairlog.jp/ )を運営する株式会社ノーマリズムが行ったアンケート結果から分かります。
アンケート結果はこちら↓
https://news.nicovideo.jp/watch/nw6944623
何と68.8%のお客様が美容室を探す時に「美容ポータルサイト」を使っているのです。
ちなみに、ホームページをチェックしている人は66%でした。つまり、多くの人は美容室ポータルサイトとホームページ両方チェックして美容室を選んでいるようです。
お客様はきっと、失敗したくないという感情が強いから美容室選びにはかなり慎重になっているんでしょう。
それはさておき、今回は美容室ポータルサイトの話です。
ここで伝えたいのは、多くのお客様が美容室を選ぶ時に美容室掲載サイトを利用されているということです。
楽天ビューティとは?
通信販売大手の楽天が運営する美容室メディアです。
楽天経済圏と呼ばれる楽天ポイントの使用ができる範囲にこの楽天ビューティが入っているので、楽天ユーザーを顧客に多く取り込めます。
ご自身の地域の楽天ビューティページを見るとわかるのですが、掲載店がホットペッパービューティに比べて少ないので店舗数が多い地域でも店舗の情報を見てもらえる可能性が高まります。
楽天ビューティとホットペッパービューティーの違いは?
楽天ビューティとホットペッパービューティの違いを一言でいうなら、
何にお金を払っているかが違います。
ホットペッパービューティーは、毎月の掲載料をリクルートに払っています。
つまり、ホットペッパービューティへは掲載することにお金を払っています。
なので、様々なプランがあり、上位に掲載するにはより高い金額のプランが必要になりますよね。
一方、楽天ビューティは、予約獲得したら楽天に利用料を払います。
つまり、楽天ビューティへは予約獲得に対してお金を払っています。
違いが分かりましたでしょうか?
基本的にはこの違いです。
経営的な観点から見た楽天ビューティとホットペッパービューティー
楽天ビューティとホットペッパービューティを経営的な観点から見るとその違いが明らかになります。
会計上で見ると、「固定費」「変動費」という違い
ホットペッパービューティーは、毎月決まった額を支払うので固定費を支払うことになります。
一方、楽天ビューティは、予約が入った時だけなので変動費を支払うことになります。
リスクマネジメントという観点で見ると、楽天ビューティの変動費はとても魅力的です。
人件費を考慮しなければ、赤字になることがないのですから。
一方、ホットペッパービューティは固定費となるので、掲載してもお客様が来なければ赤字になります。
リスクがないのは、楽天ビューティーです。
では、利益で見てみましょう。
これは、ケースバイケースなのですが、1人あたり顧客獲得コストで比較することができます。
例えば、ホットペッパーから月15件の顧客を獲得できたとします。
もし、ホットペッパーに月3万円を支払っていたら1人当たり獲得コストは2千円になります。
楽天ビューティから月15 件の顧客を獲得できたとします。
1人当たり1000円の利用料とするなら、1人当たり顧客獲得コストは千円になります。
このように、1人当たり顧客獲得コストの違いを比較することでどちらが安いかが分かります。
ホットペッパーの場合は基本的に定額なので、たくさんお客様を獲得できれば1人当たり顧客獲得コストは安くなります。
逆に、ホットペッパーから全然お客様が来なければ1人当たりの顧客獲得コストは高くなります。
楽天ビューティは何人顧客獲得しても1人当たり顧客獲得コストに変動はありません。
つまり、楽天ビューティとホットペッパービューティーどちらが安いかと言えば、
ホットペッパービューティーでの顧客獲得数によるということです。
楽天ビューティを使う時に気をつけておきたいこと
楽天ビューティを使う時に気をつけたいことは、リピーターとなってくれた顧客がずっと楽天ビューティを使い続けてしまうことです。
なぜ、楽天ビューティをずっと使い続けることに気をつけるべきかというと、楽天ビューティから予約を獲得するたびに利用料金がかかるからです。
2020/5/30現在で、ネット予約利用料が一件あたり施術料の10%+税、電話予約だと一件あたり電話予約料1000円+税がかかります。その他にも、電話転送システム料が月300円+税、成果通話料が1分あたり30円+税発生します。
新規顧客獲得してからもずっと楽天ビューティの電話予約を使われてしまうと、美容室の利益が全然出ない状態になってしまいします。
楽天ビューティから来店されたお客様には他の予約手段をご案内する必要がありますね。
楽天ビューティとホットペッパービュティーを同時に使う時の注意点
実は、楽天ビューティとホットペッパービューティーを使う時には注意点があります。
それは、予約の重複です。楽天ビューティでの予約とホットペッパービューティでの予約をまとめて1つにする必要があります。
では、どうやってこの重複を防ぐのかと言えば、複数の掲載サイトの予約をまとめてくれるサービスを使うと良いです。
そのソフトウェアの名前は「KANZASHI(かんざし)」と言います。
https://www.kanzashi.com/
税抜き価格で月々5000円から利用できます。(2020/5/30現在)
これを使えば、楽天ビューティ、ホットペッパービューティ以外の掲載サイトもまとめて同時に使うことができるようになります。
まとめ
今回は主に楽天ビューティについてご紹介しました。
ホットペッパービューティでなかなか集客できない美容室は楽天ビューティを使ってみてはいかがでしょうか。
#楽天Beauty