美容室の経営理念を考えるには?

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美容室経営をしているが経営理念をまだ作っていないという方も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、経営理念とは何か?美容室の経営理念にふさわしい理念は何かについて
お話ししていきます。

経営理念とは?

まず、「理念」とは何でしょうか?
理念とは「根本的な考え」のことです。

経営理念は、経営の根本的な考え方となります。
経営理念は企業理念とも呼ばれその企業の価値観を表すものです。
なぜ、その企業は存在し、何の目的で事業を行ってるのかを表します。

したがって、経営理念はあまり変わらないものです。
存在理由や、目的は基本的にはあまり変更されるものではありません。

経営理念の例

トヨタ自動車
日本で最も有名な企業であるトヨタ自動車
トヨタ自動車は1文ではなく7つの文から基本理念を構成しています。
詳しくはトヨタ自動車のホームページをご覧ください。

トヨタ自動車 7つの基本理念
https://global.toyota/jp/company/vision-and-philosophy/guiding-principles/

ソフトバンク
日本IT業界の巨人 ソフトバンク
ソフトバンクの経営理念はシンプルです。

「情報革命で人々を幸せに」
出典:ソフトバンクグループ株式会社ホームページより https://www.softbank.jp/corp/aboutus/philosophy/

京セラ
京都にある企業です。セラミック製品やスマートフォン、太陽光パネルなど様々な事業を行っています。
京セラの経営理念は従業員についての内容が入っている例なので、掲載しました。

「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、
人類、社会の進歩発展に貢献すること。」
出典:京セラ株式会社 ホームページより https://www.kyocera.co.jp/company/philosophy/index.html

経営理念が必要な理由

経営理念が必要な理由は、従業員や株主などあらゆるステークホルダーに会社の基本的な考え方を知ってもらうためです。
基本的な考えを知ってもらうことで、その企業の行う活動の目的が達成しやすくなります。

例えば、ただ仕事をしているよりも、世界を変えるために仕事をしていると考えた方がなんかワクワクしませんか?
それと同じで、「何でこんなことしてるんだろう?」「この企業何をしてるんだろう?」と従業員や株主に思われないためにも経営理念は必要です。

また、経営理念があるとチーム全員が1つの方向を目指せるので、効率的に目的に達成できます。
人材を採用する時にも理念に共感できる人でなければ採用しないとすることで、意見の対立を減らすことができ、チーム運営をしやすくすることができます。

経営状態をよくするには経営理念だけでは足りない

経営理念について話してきましたが、経営理念を作る目的の1つである企業の目的の達成ということを考えた時、経営理念だけでは足りません。
以下のような戦略の階層というものが存在します。

  1. 理念
  2. 戦略
  3. 戦術
  4. 計画

理念は先ほど紹介した経営理念のことです。
存在理由やその組織の目的を表すものです。

戦略とはその目的を達成するために必要な、
長期的な計画のことです。戦う場所をどこにするかと考えるとわかりやすいです、
1店舗の美容室で言うと、、、
「どこに出店するか」「どの年齢層をターゲットにするか」「どの媒体で集客するか」

戦術とは、戦略に沿った
局所的な戦い方のことです。
美容室で言うと、、、
「SNS集客する時に、どのように投稿するか」「お客様に飲み物を出すか」「薬剤はどれを使うか」

このような、戦略の階層を全て作るとなぜ普段の業務をそのような仕方にしているのかを理解しやすくなります。
そして、美容室のスタッフが皆どう行動したら良いかがわかります。

美容室理念を作ろう!

経営理念を作るコツ

経営理念を作るコツは、紙に頭の中にあることを書いていくことです。
頭の中で色々考えると混乱してくるので、頭の中にあることを全て紙に書きましょう。

全て紙に書き出すと自分の考えていることを視覚化しとてもわかりやすくなります。

「自分がどうなったら幸せか?」「美容室がどんな状態になっていたら嬉しいか?」「お客様にどんなものを提供し続けたいか?」など、「状態」や「目的」をベースに考えると良いものが生まれてくると思います。

そして、複数の経営理念の案にまとめて最後にこれだという内容にまとめましょう。
トヨタ自動車の例のように無理に1つに絞らなくても大丈夫です。

理念を浸透させよう

美容室理念を作ったらスタッフに見てもらいましょう。

理念は作っただけでは意味がありません。
その理念を美容室全てのスタッフに浸透させる必要があります。
そのためには、スタッフが皆納得してくれる必要があります。
その理念を作った理由も合わせて伝えるときっとスタッフの皆さん理解してくれると思います。

もし、あまり納得していないようだったら、皆の意見を取り入れて再度作るというのもありです。

理念は浸透させ続ける必要があります。
朝礼で読んだり、休憩室の壁に貼ったりしてスタッフが常に確認できる状態にしましょう。

MBA(経営大学院で教材にされている経営理念)

MBAとは経営者の養成所であり、日本を代表する多くの経営者が学んだ学び舎でもあります。
そのMBAで教材とされている経営理念があります。

それは、「ヒューレット・パッカード社」(以下、HP)のHP Wayです。
HPはカリフォルニアで「デビッド・パッカード」と「ウィリアム・ヒューレット」によって、自宅のガレージで創業されました。
日本では、ノートパソコンが有名ですね。

自宅のガレージで創業された企業には、iPhoneやiMacで有名な「Apple社」や検索エンジン大手の「Google社」があります。
これらの企業よりも前に、カリフォルニアのシリコンバレーでガレージにて創業した企業がHPなのです。

実は、シリコンバレーはこのHPから始まっているのです。
Apple創業者のスティーブ・ジョブズも子供の頃このHP社で働いたことがあり大きな影響を受けています。

このHPの企業理念であるHP Wayはとても有名です。

Appleの企業理念よりも、このHPの企業理念の方が日本には向いているとも言われています。
その理由はこちらの記事をご覧ください。

ITmedia エグゼクティブ「日本企業が目指すのはAppleではなくHP way 」
https://mag.executive.itmedia.co.jp/executive/articles/0907/01/news046.html

簡単に言うと、Appleは個人型マネジメントであるのに対して、HPはチーム型マネジメントという特徴があります。
Appleのような個人主義的であるアメリカ的な文化ではなく、チーム主義・組織主義である日本型企業の文化の方が日本にあっています。

HP Wayはこちらに書かれています。
HPホームページ
https://h50146.www5.hpe.com/info/hr/hpe/graduates/company/our_culture/

また、Youtubeにも動画があります。是非見てみてください。

企業理念”HP Way”
https://www.youtube.com/watch?v=v1JkOtjNF5I&t=3s

「ユニクロ」柳井氏の指摘により企業理念(ビジョン)を作って復活したJINS

JINSという上場しているアイウェア(メガネ)企業をご存知ですか?
上場後数年で赤字に転落し、復活した企業です。
この企業は経営理念(ビジョン)を作ることで復活を果たしました。

その記事はこちらにあります。
日経ビジネス 「JINS」田中社長、上場後1年で迎えた危機の乗り越え方
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19nv/00124/00024/?P=1

参考になるのでぜひ読んでみてください。

まとめ

今回は美容室理念の作り方についてでした。
参考となる記事もご紹介しましたので、まだ読んでない方はぜひ読んでみてください。