こんにちは、すがはらです!
本日はオンリーワンを目指す!差別化についてお話ししたいと思います。
美容室の差別化できてますか?
まず、差別化って何?という話ですよね!
この記事の内容
美容室の差別化とは、、、
簡単に言うと、他店よりも良い部分を作り出す活動のことです。
例えば、、、
A美容室とB美容室があり、メニューや価格、サービスがほとんど同じ場合、お客様からみたらどちらの美容室も同じに見えます。この状態が差別化できていない状況です。
集客できていない多くの美容室はこのどこも変わらないとお客様に判断される状況に陥り、結果として過剰な値下げ競争に突入してしまいます。
差別化できていると、、、
他店より値段が高くてもお客様が来てくれるようになります。
だから値下げ競争に巻き込まれずに客単価が高いままお客様数も維持できるのです。
差別化ってすごいですよね!
美容室が差別化するには?
美容室の差別化については、
一番は技術面で他店よりも優れていることが良いのですが、なかなか難しいと思います。
また、内装をとてもおしゃれにしたりすると高額なコストがかかってしまいます。
差別化って聞くと難しく聞こえますが、小さな差別化なら簡単にできます。
実際に差別化の例を見て、差別化とはどんなものかをもう少し具体的に見ていきましょう。
美容室の差別化の具体例
まずは、差別化の例を見てどんなものが差別化か具体的なイメージを持ちましょう。
例1:飲み物の提供
他店が飲み物の提供をしていなければ、
コーヒーやジュースを提供するだけでも大きな差別化になります。
ほんの些細なことですが、この些細なことがお客様の美容室選びに大きな影響を与えています。
パーマやカラーだと、かなり長い時間拘束されてしまいます。お客様も喉が乾くのではないでしょうか。ここで飲み物の提供をすればあの美容室は長時間の施術でも快適に過ごせると感じるのです。そして、またこの美容室に行きたいと思います。
例2:Free Wi-Fiの設置
雑誌を提供している店は多くありますが、Free Wi-Fiを設置している店は多くありません。
長時間の施術であればスマホでゲームしたり、気になる記事をしたり過ごしたいかたも多くいらっしゃると思います。
そんな時に、Free Wi-Fiがあれば通信量を気にせず、自宅にいる感覚で安心してスマホをいじることができます。
また、外出時にはスマホの電池残量も気になります。施術中に充電ができるようにすることもお客様に喜んでいただけるポイントになります。
このようにちょっとしたことでも、差別化できる場合があります。
美容室の差別化の失敗例
でも、気をつなければならないことがあります。
失敗例:格安スピード美容室なのにドリンクサービス
安くて時間をかけずにカットしてくれる美容室に来る客は、ゆったりとしたくつろぎを美容室に求めていません。
そこで、ドリンクサービスを始めても来店する客のベネフィット(利点)にはならないのです。
おそらく、この店でドリンクサービスを始めても客数はそんなに変わらず、単にドリンクのコストと手間が増えるだけとなってしまいます。
このように、失敗しないためには次の差別化の構築方法を使って差別化を考えましょう。
美容室差別化の構築方法
「誰に」「何を」「どのように」提供するか
この3つを考えて構築していくことが重要です。
まずは、「誰に」を考える
まずは、誰をお客様にするのか、誰に来て欲しいのかを考えます。
どこに美容室があるのかや、ご自身の得意なお客様のタイプや、近くの競合店が誰をターゲットとしているか等によってこの「誰に」提供するかを決めます。
「誰に」を最初に決める理由は、人によって求めるものが違うからです。
独身ビジネスマンに、女子向けの雑誌を提供しても意味がありません。
同じように、子どもにコーヒーを提供しても意味がありません。
お客様が求めるものを提供しなければ、お客様は来てくれません。
お客様が求めるものは何かを考えるときには、まず「誰に」提供するかをハッキリとさせないとお客様が本当に求めるサービスを考えることはできません。
ポイントとしては、なるべく細かく誰にを決めることでその人がより求めているものを想像しやすくなります。
独身OLとするよりも、独身OLの友達の〇〇さんに何を提供したら喜んでもらえるかなと特定の1人を決めて考えた方が喜んでもらえそうなものを想像しやすくなります。その人がインスタグラムで日常を投稿していたらその投稿からヒントを得ることもできますし、一緒にお出かけしてどんなものが好きなのかを聞くこともできます。
このように、なるべく細かく誰にを決めることをオススメします。
「何を」提供するかを考える
「誰に」が決まったら「何を」提供すればその人が喜んでくれるかを考えます。
このときに注意しなければならないポイントは、目的と手段を混在させないことです。
例:目的は「可愛く見える髪型を提供すること」の場合、手段は「カット」です。
目的は「リラックスを提供する」の場合、手段は「ドリンク提供や、リラックスできる音楽を流す」ことです。
ここではお客様が求めるものつまり「目的」を考えます。
独身OLは美容室に何を求めているのでしょうか?
見た目が可愛くなること、ヘアトラブルの改善、忙しい合間のくつろぎかもしれません。
このように、「何を」求めているかを考えてみましょう。
「どのように」提供するかを考える
「誰に」「何を」提供するかが決まったら次は「どのように」です。
「何を」提供するかについて、それぞれその手段を考えましょう。
可愛く見える髪型を提供するのであれば、可愛い髪型を提案したり、カット技術をあげることだけでなく、普段のヘアセット方法を伝えることもできますし、ヘアセットに使うオススメの道具を教えることもできます。
リラックスを提供する場合は、リラックスできる音楽、何気ない会話だけでなく、マッサージやアロマの香りを提供することもできます。
このように、一つの「何を」には様々な手段や方法があります。
お客様が喜んでくれそうな手段や方法を採用しましょう。
考えたことを実施に提供するとき
考えたものを実際に提供する前に、最初に決めた「誰に」の人に話を聞いてみたり、数名のお客様にお試しで行ってその感想を聞いてみることがオススメです。
いきなりブログに〜サービスはじめましたと宣伝してしまうと、お客様から求められていないサービスなのにずっとやらなくてはならなくなり単に負担が増えただけになります。
実際に始める場合は、少数のお客様に試して感想を聞いて好評であれば始めるようにしましょう。
オススメサイト
GLOBIS知見録 「差別化」から読み解く -大手焼肉チェーンのエリアマネジャー・津田の悩み
https://globis.jp/article/1986
焼肉店を例に具体的な説明があるのでとてもわかりやすいです。
ferretマーケターのよりどころ 「差別化」ってなに?差別化戦略を成功させるために知っておきたい3つのこと
https://ferret-plus.com/5778
端的に書かれていてわかりやすい内容です。
美容室の差別化で最も大事なこと
差別化でもっとも大事なことは、一旦差別化を考えて終わりにしないことです。
常にアップデートし続けることが重要です。
世の中は凄まじいスピードで変化しています。
インターネットやスマホが普及したのはここ20 年のことです。
こんな短時間でも、インターネットやスマホは世の中を大きく変え個人の嗜好を変えました。
このような凄まじい変化の中、美容室も常に変化し続けなければ競争に勝つことはできません。
常にお客様は何を求めているのか、新しい手段は登場していないかを追求し続けることが重要です。
常に差別化をし続ける美容室(美容院)になり、競合店に負けない店づくりをしましょう